CO2を地中に逃がす

CO2の地中封じ込め、温暖化抑制に有効…費用も削減 (読売新聞) – goo ニュース

この話、どっかの研究所の一般公開に行ったときにやってたのを覚えてますが、どうなんでしょうかねぇ。

確かに、海にCO2を捨てるのは、海洋微生物や、その他生物への影響が未知数というか、こういう連中は結構海水環境に影響を受けやすいと思うのでだめって言うのはわかりますね。

あとは、海のCO2濃度を不用意に上昇させると、海洋物理学的な変化、水温だとか、雲のでき方だとか、なんだとかが、よくわからない変化をして、異常気象が進む事だって十分考えられます。

たとえば、海の比熱がほんのちょっとだけ変わったとしても、ここで仮に海への熱の流入が変わらないとすると(まぁ多分はじめのうちはそんなもんでしょう)海の温度変化が鈍くなったり、急激になったりするわけですが、これが海流の変化なんかをもたらしたりして、あとはご想像にお任せの大変なことになりそうなわけです(なんらかのネガティブフィードバックは働くでしょうが)

(補足として、深海には、二酸化炭素のゼリー状に固まった固体?が観測されているそうです。これは、大気中のCO2濃度が上昇して、これが海に溶けて、あとはよくわからないけど、、、って話らしいです。講義かなんかで聞いたのでソースはもって来れませんが)

んで、結構短期的に、というよりは多分中期的、な影響が容易に考えられるので、海にCO2を捨てるのは却下として、今度は地中に捨てるのはどうかって言う話らしいです。

まぁ、こいつはちょっと考えただけでは穴が思いつかないんですが、(地中の微生物への影響、土壌の特性の変化、地震に対する応答の変化、くらいでしょうか)そうそううまくいくかなぁ、っておもうんですが、これって、厄介なものを地中に押し込んで、あとは知らん振り、っていう、核廃棄物処理にも似た感じですかねぇ。

まぁ、人間の数世代分くらいのタイムスケールでは、たいした影響もでないでしょうから、かまわないとは思いますが。

CO2を削減するのはいいとして、削減するにしても他の有害化学物質を出すようなことや、環境への別の変化がおこって、環境リスクのトータルではたいして変わらない、っという話ではだめなんですよねぇ。

この話は、原理的に根本的解決ではないにしても、現状ではCO2の大気中への放出を抑え、なおかつそれによって生じる他の環境リスクが(すぐ思いつく限りにおいては、ですが)少ないというわけで、ベターな方法、なんではないでしょうか。

今日はいつにもまして長かったな、、、

あ、一応これ、門外漢があぁだこうだ適当にいってるだけなんで、嘘を書いてるつもりはないですが、信憑性はそれほどないですからね。

自分で言うのもなんなんですが(笑

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