今日もゼミで疲れた、、、。
帰りにラーメン大盛り喰って、久々に腹いっぱいになって、
さらにビールを買って帰ってきた。
久々にビール用のグラスでもだすかーって思ったら、
ビールのビンの外から見ても、泡が立ってるんですが、、、。
さて、割とどうでもよい(が、個人的には大事な)グチはここまで。
今日は日経サイエンス、2007年1月号で読んだことを話題にしましょう〜。
ここ数億年で、地球上の生物が何度か大量絶滅を経験しています。たとえば、6500万年前の恐竜大絶滅は、隕石が落ちてきて、、、という話を聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
それ以外の大量絶滅は、理由が結構不明で、たとえば動物にとって毒になるような成分をもった植物の繁栄で、滅んでいった、という説も聞いたことがありますが、この記事で話題にしていたのは、H2Sによる急速な温暖化、というシナリオでした。
このシナリオは初めて見たので、結構新鮮だったんですが、まず、何らかの原因で地球が温暖化していくと、酸素が海水に溶けにくくなります。んで、海水中を酸素が循環しなくなると、酸化されない硫化水素が海底からだんだん上に上がっていき、しまいには空気中に大量に出てしまい、強力な温暖化気体として働き、生物代全滅、ということらしいです。なんでも、大絶滅のときの海水からのH2Sの、空気中への供給量は、火山からのものの2000倍にはなったとか。
海底が貧酸素化して、硫化水素が出てくる、という話は、温暖化という文脈ではなかなか出てこないですが、海洋汚染の話では聞いたことがありますね。
海が汚れてヘドロがたまり、貧酸素化した海の中では、酸化されない硫化水素が悪さして漁業資源が何とか、、、。という話だったかな?大学の教養のときに聞いた話だから忘れてしまったが、、、。
そのサイエンスの記事についていたデータを見ると、温度マーカーとしてのCO2濃度が、大量絶滅前後で最高3000ppmくらいにまでなっていて、現在の値380ppmが、ほとんど底をついている感じでしたが、900ppmくらいにまでなってしまうと、(その記事には2200年ころと書いてあったが)上述のシナリオのトリガーがかかってしまうかも、とかなんとか書いてありました。
まぁ、新しい大量絶滅シナリオを、昨今気にする人が多い地球温暖化と絡めて論じることで、いろんなところから予算をぶんどれてよさげですね、と思ったわけでした。注目度もたかくなる、かもしれないね。