自然を曲げる人間たち

米、小惑星衝突回避へ会議 地球の危機、核使用も辞せず(産経新聞) – goo ニュース

この手の案があることは知っていましたがね。ってか、核兵器なんか、そんなもんくらいしか実際に使う使い道がないんだからじゃんじゃんやってしまえばいいものを。

まぁでも、核兵器は使いにくいとは思うけど。打ち込んでばらばらの小片にしても、粉々とまでは行かずに地球に落ちるかもしれないし。まぁ、近くで爆発させて、ってのは、なかなか名案なのかも。
重力トラクターでやるのも、もし人工衛星の制御に関する技術が完全になったとしても、小惑星の軌道を、地球からかなりはなれたところから完全に予測できなければならないわけで、なかなか難しそうですね。まぁ、それが技術の進化ってものかもしれないけれど。

かくて自然のプロセスによって人間が滅びることは回避されるわけだ。自然の人間への脅威は、技術開発によって減っていく。たとえば山の中の狩猟採集の時代から、農耕の時代を迎え、遊牧という手法を手に入れて人間の生存に向かない地にまでも広がっていく。ま、食糧にしても、医療にしても、技術発展があったからこそ今の人間があるわけだ。
たぶんこれからもそうなんだろうね。

しっかし、ここまでできるようになるとは、人間も自然の中で存続するための進化が進んできたってことですかね、、。
環境を人間の住みよいように改変してきたわけですが、自然の強力なプロセスを曲げるだけの力を持つってのは、どうなんだろうねぇ。。。。まぁ、その力をつけて来たのが、そのまま人間の進化(というより、進歩の方が適切か?)といえそう。

最近は、環境を人間のすみよいように改変することが、なんだかとてもよいことであるかのように語られることが多いけれど、それ自体は特に、善でも悪でもないし、正しくも間違ってもいない、ということを強調しておきたい。

人間がいなければ、善悪はないし、正誤もない。そういうことです。人間より、ひとつメタなところから自然を眺める視点を忘れたくないものですよ(つまり、人間、人間社会、人間環境、人為、工業製品、工場、都市、そういったものすべて、自然に含まれる)

ここからコピペ
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米、小惑星衝突回避へ会議 地球の危機、核使用も辞せず
2007年3月13日(火)16:02

 【サンノゼ(米カリフォルニア州)=松尾理也】小惑星が地球に衝突して大災害を引き起こす可能性について、世界から集まった科学者が米ワシントンで会議を開き、対策を協議した。会議では、小惑星に核爆弾を撃ち込む案も検討された。地球への小惑星の衝突を核爆発で回避させる映画「アルマゲドン」を彷彿(ほうふつ)とさせるが、米航空宇宙局(NASA)は予算不足を理由に具体的対応を取ることには消極的な姿勢を示している。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、小惑星に核爆弾を撃ち込むアイデアも有力案として出された。しかし、小惑星は一つの大きな塊ではなく、むしろ複数の小さな塊の集合体である場合が多いため、単に撃ち込むだけでは衝撃を与えられないとの指摘も浮上。小惑星の表面や、少し離れた場所で爆発させ、軌道を変える方法がより効果的だとされた。

 このほか、人工衛星をすぐ近くに停止させて重力の影響で軌道を変える「重力トラクター」案や、小惑星全体を白や黒に塗り、太陽光線の吸収や反射の変化を利用して軌道を変えるという珍案も検討されたという。

 一方、NASAは米議会に対し、小惑星衝突の危険性についての報告書を提出。地球上に大災害をもたらす可能性のある小惑星は、約2万個に達すると推定した上で、小惑星を監視するシステムの必要性を指摘。一部の科学者らは、2004年に発見された直径約400メートルの小惑星「アポフィス」が2036年4月13日、4万5000分の1という確率ながら地球に衝突する可能性があると主張している。

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