うわー、、、、。
正直言って、すごくうらやましい。
自分が高校生だった時にはスーパーサイエンスハイスクールなんかなかったからなぁ。
高校生から原子炉使った放射線実験なんて、大学の実験で理研の加速器いじらせてもらったり、宇宙線をプラスチックシンチレータとか霧箱とかで見たりしたけど、高校の時から放射線実験なんかやれたら、そら物理に興味ももつさ〜。いいなぁ。
でも良く見たら、
>18歳未満は法令により研究者として放射線管理区域内に立ち入ることができない
と書いてあるから、実験装置とか観測機器とかを直に見られないんだろうか?よくわからん。
関係ないけど、放射線管理区域に入れないのに安全を心配して記事に細くしてあるあたり、やっぱり日本人の放射線アレルギーはまだまだ厳しいものがあるんだろうなぁ。世界で一番放射線を浴びてる人たちって、原発の職員とか研究者ではなくて、宇宙線をしこたま浴びる航空機乗務員だって事実をとってみても、実験程度で放射線被曝を心配する必要はなさげだとわかりますけどねぇ。
10年前の話も糞もなく、科学の徒というか物理学徒なら、過剰に放射線に抵抗するはずはないんですけどね。
なんにしても、うらやましい話ですよ。
以下yahooニュースから引用
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原子炉実験 茨城の日立一高が計画 放射線透過試験など
5月12日15時2分配信 毎日新聞
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高校生による実験が検討されている「JRR−3」の内部=日本原子力研究開発機構提供
茨城県立日立一高(同県日立市)が、エックス線の代わりに中性子線で物質の内部を見る「放射線透過試験」など、原子炉を使った実験を生徒にさせる計画を進めている。同県東海村に原子炉を所有する日本原子力研究開発機構と協議中で、文部科学省によると、原子炉を用いた研究は高校では例がない。鈴木幸男校長は「高校生の枠を超えた機会を与え、幅広い勉強をさせたい」と話している。
理数教育を重点化する文科省の「スーパーサイエンスハイスクール」(SSH)としての取り組みの一環で、実験するのは同校SSHクラスで中性子などを研究テーマに選んだ3年の男子生徒3人。必要な指導を受けたうえで、早ければ今月中にも中性子線を使った実験などに取り組む予定だ。
学校側は当初、世界最高性能の大型実験施設「J−PARC」(大強度陽子加速器施設)による実験を希望したが、機構側は「高度すぎる」として、同じ中性子を利用する研究炉「JRR−3」の使用を提案。ただ、18歳未満は法令により研究者として放射線管理区域内に立ち入ることができないため、実験結果の分析などを考えている。
隣接する東海村では99年にJCO臨界事故が起きており、校内には実験計画を疑問視する声もあったというが、計画を進めている学校関係者は「安全は機構の指導の下にお任せする。生徒は10年前の事故の記憶も薄く、原子力への抵抗はない」と話している。【八田浩輔】
Unknown
この件を日立一高内で担当している者です。
JRR-3やJ-PARCなどは,もうすでに何度も見学させていただいております。
今回の記事だけでは,「高校生が原子炉で実験」のようになっていますが,この企画はもともと「最先端科学体験」という名前の行事でしたが,話が大きくなり「実験」になりました。でも内容は記事を読んでの通りです。
この件に関して,非常に批判的なブログが多い中,このような前向きな記事を見て嬉しくなってしまいました。
今後もぜひ,日立一高に注目していてください。
Unknown
まさか関係者からコメントをいただけるとは思っていなかったので、本文中には好き勝手に書いてしまいました。
私は大学で物理を学んでいたのですが、高校生の時から現代物理に興味を持ってはいたのですが、なかなか本を読む以外に身近に感じる機会はなかったのでした。そういう意味で、高校生の時分から原子炉などうらやましいと思ったわけです。
J-PARCなど見学に行っているというのもうらやましいですね。ニュートリノなどは説明が難しそうですが、どのように説明するのか少し興味がありますね。
批判的な意見が多かったとのことですが、、、
高校生にも放射線の産業利用や、(なんとなく怖い、ではなく)定量的な危険性をきちんと授業で扱ってあげれば、記事のような放射線アレルギーはなくなっていくんでしょうけど、今の大人世代の考えを変えるのはとても難しいでしょうね。
なんにせよ、(学生というよりは大人の)理科離れが進んでいるといわれる中で、日本の科学の国際競争力の強化のみならず、科学自体の発展に資するような、次世代の育成っていうのは、非常に大事なことだと思います。スーパーサイエンスハイスクールのひとつとして、そのような活動を進めていくことを期待します。がんばってくださいね。