なかなか現場作業員の被害が伝わってこないので、NewYorkTimesの記事から
地震以降5名の作業員が死亡し、22名の作業員が負傷、2名が不調を訴えている模様。
ついでに、この記事で知ったが、作業員が浴びてよい放射線量が250mSvまで引き上げられたとのこと。
現場の方々には頑張ってほしい。
http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16workers.html
放射線が強くなかなか外にも出られず、現場でもなかなか状況把握が難しいのではないかと思う。
話は変わるが、マスコミの方々は記者会見でどうでもいい質問をせず、ちゃんと建設的な質問をしてほしい。情報をよこせと言ったって、作業している当人たちも、ましてやその上の方でも、なかなかわからないのだということが想像できないのかなぁ、、。いつまでたっても○○の可能性はないんですか!?だのなんだの、ただ不安をあおっても仕方なく、ちゃんと核分裂の連鎖反応が起りえない、だとか、チェルノブイリ級の事故は起こり得ないとか、連鎖反応でない核分裂の崩壊熱を抑えるために冷やしているだとか、放出されている物質は何で、その放射線の種類は何で、半減期はどれくらいなのか、ちゃんと聞くべき、伝えるべきことはあるはず。(かといって、原子力安全保安院でこたえられるかは微妙だと思うが、、彼らはマスコミや官邸に対するインタープリター役を期待されているのではないのか?)
そもそも、シーベルトSvと、シーベルト毎時Sv/hを(わざとか??)混同しているような報道は本当に情けない。瞬間で300km/h出たとしても、1時間で300km進めるわけじゃないだろう!?(まさか本当に1時間ためないと測定できないのか?ガイガーカウンタとかシンチレーションカウンタとかではかるんではないの?)
2〜3μSv/hなんて、1年そのままでもやっと17mSv、1か月で1mSvちょっとだとか、ヨウ素131なんかは半減期約8日ですぐキセノンになるから事態が収束すればすぐに少なくなるとか、そういう情報はどうして出てこないのだろう?核種表や理科年表はなかなか利用されないのかな?
放射線なんか、必要以上に怖がらなくていい(そして必要に応じて適切に怖がればよい。包丁とか火とか自動車とかもこの点は同じ)のに、通常の1000倍とかなんとか具体的な数値を出さずに不安をあおってどうする。日本人の放射線アレルギ—も困ったもので、怖がった運送会社が避難指示地域の近くには来ないということもあったようだし、病院から寝たきり患者を放置して職員などが逃げ出したという話もあったとのこと。をいをい、、、、。
(注:寝たきり患者を放置、、、のくだりは怪しいかもしれない。http://news.livedoor.com/article/detail/5424517/など)
よくわからないものが怖いから拒否!というのはまぁ戦略としてはありうるだろうが、敵を知り己を知れば百戦あやうからずというわけで、もっと放射線についてだれか啓蒙してくれ〜。原子核分裂とか放射線って高校の物理でだいぶやらないとでてこないんだったっけ?核分裂は大学レベル?もっと常識レベルの知識であるべきだと思うのだけれど、、、。放射線については食品にも医療にも産業にもさまざまに利用されているのに、あまりに知られていない。そういったあたりは本当に嘆かわしく思う。原子力側では「誠実に説明して納得してもらうしかない」という態度をいつまでもとっていてもだめで、そろそろ見切りをつけて斜め上な戦略を考えないとだめじゃないのか〜。まぁ、原発については賛否あるだろうが、放射線についてはもっと知られてほしいなぁ。
おそらくはここから原発はなかなか難しくなるのだろう。反対運動とか出てくるのかな?しかし、原発以外に電力を確保する手立てで、現実的なのはたぶん火力発電だろうが、このご時世に化石燃料ガンガン燃やすっていうのは、正直どうなんだろう。いや、何も考えてないような人為起源二酸化炭素を原因とする温暖化説は、はたして本当かなという視点を持ってはいたが、かといって、積極的にCO2出すのはどうよ?とも思うわけで。(すすとか出して大気汚染させれば太陽光が遮られて涼しくなる、という話もあったような?)
福島第一原発(少なくとも1〜4号機)を廃炉にして処分するとなると、炉を解体処分するかチェルノブイリ式石棺にするのだろうか?いずれにせよ原発を使わなくなるときの処理の難しさがあるので、今後はこういったあたりがクローズアップされていくのだろう、たぶん。
ミリとマイクロの違いも分からない論外な記事が某新聞社のネットニュース(あえてリンクしない)に出ていたが、本当に大丈夫なのか、、? しっかりしてくれ〜!
なんだか全然話がまとまらないが、まぁ、よし。後日さらにまとめるかも。