バイオ燃料とか

バイオ燃料人気で、うどん値上げ!? “粉もの文化”直撃(産経新聞) – goo ニュース

持てる者が、良かれと思ってやっていることが、持たざるものにとっては、はた迷惑になりうる、、、。まぁ、昔からよく話のねたに使われる古い展開って感じですがね。

気候変動を危惧して燃料を変えていこうというのはよいけれども、金持ってない人にとっちゃ、そんなことどうでもいいんだよねぇ。自分の生活のほうが大事なんだから。食料の値上げは、金持ってない人たちほど、打撃が大きくなってしまう。無関心な貧困層に打撃を与えて、ちょっと金もって関心がある(ふりをしている)人たちは、それはまぁ、仕方ないよ、なんて、わかった顔をしてやり過ごしたとしても、相対的に苦痛を強いられる人たちは、だまっちゃいないよなぁ。納得できるわけがないじゃないの。はてさてどうなることやら。

それとこれとは別な問題といってしまえばそれだけかもしれないけど、環境問題と貧困の問題、どちらを優先すべきか。自分としては、環境なんかより、貧困をなんとかしろよ、と思ってしまうのだがなぁ。環境問題は、なにかと産業に絡むところがあるから、宣伝ばかり上手な人たちが集まっているように見える。貧困は、、、まぁ、マスコミ的には注目度が低そうだよねぇ。

食料の価格が高騰すると、途上国からの圧力で普及がとまってしまうかもね。まぁ、よくはわからないけれども。

穀物の食べるところをとっちゃった後の使えないところから燃料をつくるのならまだしも、燃料のために穀物を作るっていうのも、なんだかなぁ。日本っぽい例を挙げると稲刈りの後のわらを使うのか、それとも燃料のために稲を作るのか、の違いってとこ。
まぁ、日本のイネを例に出すのって、おかしいんだけどね。単位収穫量あたりのコストが、ばかっぴろいところでトウモロコシなりサトウキビなり小麦なりを育てているのとはぜんぜん違うからねぇ。
(ちなみに、人口支持力、土地生産性が段違いに違うから、日本で稲じゃなくて別な穀物を作れっていうのは、違う)

いつもどおり話はまとまらないけど、この件にかんする自分なりの問題意識を並べたつもり。

ここからgooニュースよりコピペ

バイオ燃料人気で、うどん値上げ!? “粉もの文化”直撃
2007年6月24日(日)03:16

 ■飼料不足が小麦高騰招く

 温暖化対策の切り札として世界中で注目されるバイオ燃料。その余波が讃岐うどんや身近な食事を直撃している。原料となる穀物市場が高騰しているためだ。競争が厳しい外食産業では大半の店で価格に反映されてはいないが、バイオ燃料は世界規模で導入が進んでいるだけに、将来への不安が漂う。

 首都圏でも人気があるうどんの本場、香川県の讃岐うどん。「さぬきうどん協同組合」に加盟する企業・店舗のうち、約15店がメニューの一部を10〜20円値上げした。

 「小麦粉が25キロで60円程度上がった。値上げで対応するしかない。天ぷらを揚げる油も上がっている。ダブルパンチどころかボコボコですわ」

 自身の会社でも商品の「冷凍うどん」の一部で値上げを決めた大峯茂樹・同組合代表理事は嘆息する。しかし、もともと値段が安いため「常連さんも『上げてもいいんじゃない』と言ってくれる」という。

 9割を輸入に頼る小麦について政府は4月、年間固定価格を決める「標準売り渡し価格制度」を廃止し、変動制に移行した。そこに小麦の一大産地のオーストラリアの干魃(かんばつ)が重なったことが価格上昇の一因だ。

 しかし、農林水産省の担当者は「トウモロコシが高値で取引されるバイオエタノールに使われて飼料が不足し、補うため小麦の価格も上昇。穀物全体の相場が上がっている」と説明する。今秋の価格改定でも下がる見通しは立っていない。

 転作で大豆などが作られなくなり食用油が高騰した影響で、大手が相次いで値上げを発表したマヨネーズ。名古屋市の「感動マヨネーズ料理店まよまよ」も取引先から7月からの値上げを通告された。高羽健治マネジャーは「プレーンなマヨネーズだけで1日に10キロも使うので、正直、痛い打撃。でも、それ以外のコスト削減で価格は上げない」と意気込む。

 「粉もの文化」の街、大阪に本社をもつお好み焼きの「千房」は「小麦粉もマヨネーズも仕入れ業者から値上がりするとは聞いている。今は値上がり幅がどのくらいか、価格に反映させないでできるかの検討中」。ファミリーレストランなどを展開する「すかいらーく」は「先物買いのため今すぐの影響はないが、半年先はどうなるか。飼料も上がるので肉類の価格上昇も懸念している」と話している。

 温暖化防止のためのバイオ燃料が食を直撃する事態に、外食産業の担当者らからは「世界には飢えている人もいるのに」「食べ物は生きていく基本。それを燃料に回すのには疑問がある」と“恨み節”も聞かれる。

 日本フードサービス協会の千葉国雄広報室長は「外食産業は競争が厳しく、原材料が上がったからといってすぐに値上げには踏み切れない。しかし、小さい店などでは今後、影響が出てくるかもしれない」と話している。

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