冲方丁「天地明察 上・下」角川文庫

いまさらながら、実家に帰る移動時間の暇つぶしに、天地明察の文庫上下巻を買って読んだ。

ハードカバーで出た時もだいぶ興味はあったけど、立ち読みした感じではちょっと読みにくいと感じていたので、今まで手を出さずにいた。まぁちょっと時間もあるし読んでみるかということで買ってみたら、思ったよりさらさらと読めて意外に感じた。(初版本のためか、一部変換ミスが残っているような気がしたが、、、。)

理論だけじゃなくて観測も大事だよね、という話。というか、人脈が大事だっていう話、というか。

主人公の渋川春海は、はじめはなんとなく頼りなさげに描かれて、後になっても、関孝和との対比で、努力家っぽく見えるけれども、碁、算術など、多才なわけで結局この人も才能があったんだろうなあと想像。

相も変わらず算術って楽しそうな習慣だよなぁ、と、結局話のツールの一つである算術・天文への興味のほうが勝るという、いつもの話。

なんだか何を言いたいのかよくわからなくなってくるけど、感想はこんなところ。

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