NHK夜通しナマ解説2007

今年もやっていたようだ。
去年は結構見てたけども、今年は最後の環境のところだけ見た。
去年の記事はこちら。
https://ttandai.info/archives/479

・まぁ、政治的な話をするところだから、サイエンティフィックな議論はあまりなかったようだが(今年はあまりちゃんと見てないので、申し訳ない)

やっぱり太陽活動起源の話とかはでてこなかったようだ。まぁ、最近の活動極小過ぎちゃったし、説得力はどうなんだって話もあるけれども。日射量だけじゃなくて(そもそも日射量の変化はそれほど多くないんだとか、、?)活動極大のときに紫外線が多くやってきて、雲ができまくって温度がさがるとかあがるとかいろいろ諸説ありまして。

(リンク切れ web.archive.org へのリンク)
ここにかいてあるような話はずいぶん前から温暖化の起源の仮説のひとつとして
取り上げられているが、この番組では取り上げられませんね。まぁ、人間が悪いってことにしないと、今までの取り組みが無駄になるわけですし、某政府間パネルも、一度決めたことを取りやめるのは、よほどクリティカルでないとなかなか、、、。

・個人的には、人間が汚したというより、自然の気まぐれで、人間のような小さな連中が危機に追いやられてピンチって方が、しっくり来るんですがね。前者は欧米的な(砂漠の宗教?)、後者はどっちかっていうと、日本的な考え方だと思います。
まぁ、今世界の趨勢となっているのは後者なので、仕方ないですが、それとは限らないぞって仮説がまだ残ってるということを認識するのは、大事なことかと思います。

・人為CO2起源説に従って、かなりマゾな(食料不足を引き起こしたり、とか、金を浪費したりとか)対策が必要になってしまうのが、なんだか人間さまに本当にそんな対策ができるとは思えないんですよね。自分は楽なほうに楽なほうに流れてしまうんですが、人間全体ではどうでしょうか。

・今年は下の方でスーパーが流れてて面白かった。深夜のコンビニ営業がどうだってときに、NHKが深夜放送やめたらどうかってのが流れて、仕切ってた人がクスリとしてたのがうけた。まぁ、災害速報何とかと、言い訳してたけども。
それにしても、先進国が途上国に、、、とかなんとか、なんともマゾい意見が多かったなぁ。まぁ、それは正論かもしれないけれども、っだからそれが現実的なのか、と聞いてみたい。

・環境のところしか見てないので、あまり偉そうにはいえないが、イントロ不足ではないかなぁ。CO2を億トン単位で減らすとかいっても、普通の人にはわからないし、90年比何パーセントはわかりやすいけれども、そもそも地球単位でのCO2のサイクルが紹介されないと、ちょっと問題がつかみにくいのではないかなぁ。その絵を見せると人間活動がいまいち主要なCO2排出元になってないってばれてしまうかもしれないけれども、それでも人間の活動でのプラス分が、収支があってない分で、大気なり海洋なりに蓄積されているとみると、やっぱり問題かもしれないってことになるかもってのが、説明しやすいと思うのだけれども。まぁ、それをやったら1時間番組くらい必要かもしれないけれどもw
(参考:http://www.geocities.jp/marine_biomass/policy/knowledge.html(リンク切れ)
ここの絵の数字がどこまであってるのかはよくわからない。新しいデータなのかもしれないが、数年前に話を聞いたときには、海の研究者は土壌のほうにわからないところを押し付けるし、反対の人は反対に、、、と講義してた教授が言ってた気がするので、本当はまだわからない、のかもしれない)

・排出権取引で慎重論が出たのはちょっと驚いた。まぁ、なんだかだまされてる気がするしね。

・解説が10人くらいでひとつのテーマについてあーだこーだ言う形式は、(この問題は前提があれだったけれども)いいんじゃないかと思いますよ。はい。
普通のニュースとかでも、解説はもうちょっと幅広い分野でいろんな主張を持った人がやればいいのになあって感じで思いますが、まぁ、尺の問題もあるか。
時論公論(だっけか?)あれも、ひとりで時間通りにしゃべって、ひとつの論を展開するだけじゃなく、もっと複数の人間で討論してくれればいいのだけれども。はい。

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