月別アーカイブ: 2006年12月

やっとか

09年末に上限金利下げ 貸金業規制の改正法成立(共同通信) – goo ニュース

まぁ、当然そうなるべきですよね。はい。

以下コピペ
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09年末に上限金利下げ 貸金業規制の改正法成立
2006年12月13日(水)10:35

* 共同通信

 消費者金融などの金利を引き下げる貸金業規制の改正法案が13日午前、参院本会議で可決、成立した。2009年末をめどに、出資法の上限金利(年29・2%)を利息制限法の上限と同水準の年20%に下げ、中間の「グレーゾーン金利」を廃止。借り手の年収の3分の1を上回る融資を原則禁止する総量規制も導入する。

深刻な多重債務者は約230万人とされ、家庭崩壊や自殺が後を絶たない。改正法案に当初反対していた野党も賛成に回り、借り手の負担軽減と貸金業者の規制強化による改善策が動きだす。

政府は年内にも内閣官房に「多重債務者対策本部」を設置。違法な貸金業者の取り締まり強化や、借金に苦しむ人のための相談窓口を設けるよう市町村に要請する。

まぁそのせいもあるだろうが

高校の必修逃れ、03年度から急増…週5日制が影響?(読売新聞) – goo ニュース

どうだろうかね。その代わり、朝補習、午後補習があって、夏休み、冬休みも半分もなかったという話をよく聞くけどな。うちの高校は朝と放課後の補習はなかったけど、授業が一こま60分だったのは覚えている。

以下コピペ
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高校の必修逃れ、03年度から急増…週5日制が影響?
2006年12月13日(水)13:07

* 読売新聞

 高校の必修逃れ問題で、文部科学省は13日、各高校が必修逃れを始めた年度についての調査結果をまとめ、公表した。

 必修逃れのあった公私立663校のうち、44・2%に当たる293校が2003年度から必修逃れを行っていた。文科省では「完全週5日制などで授業時間が減ったことなどが背景にあるのではないか」とみている。

 開始年度で最も多かった03年度は、学習内容が大幅に削減された現在の学習指導要領が実施された年度で、02年度の30校から一気に増えた。次いで多かったのは04年度の116校で、全体の17・5%。1993年度以前から必修逃れをしていたと回答した高校も11校あった。
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無罪でいいと思うが

うーん。150万円の罰金刑。まだ地裁だけどな。
著作権者(≠著作者)を保護する某団体とかから見れば、形だけでも有罪判決にできて、これからの一層の取り締まり(への圧力)につなげられて、良さげなのかもしれん。
著作権からみると、旧来のメディア(カセットとか、CDとか)とともに流通した時代の著作権に引きずられたまま、ソフトだけがweb上で出回るという現状に追随できない某団体他が、それをビジネスチャンスとして生かすこともできずにただただ新しい技術の進展を萎縮させるような、旧来のシステムに則った物言いをしている、、、っていうところですかねぇ。

ただ、ここでクロの判決を付けておくと、P2Pを使ったサービスとかが日本では展開しにくくなるんではないかなぁ。まぁ、そこは門外漢なので詳しくはわかり兼ねるのだが、、、。BitTorrentとか、これからさらに流行っていくと思うのだけれど、どうなんでしょ。(まぁ、BitTorrentは著作権的には既に黒っぽいのが流通しているらしい)

そもそも、これ、逮捕の時点では著作権の方が問題になっていたはずが、その後、警察側に開発者が、winnyのアップデートをしないとかなんとかの念書をとられて、後になってwinnyがさらに普及、ウイルスが出回る、情報流出などなどがあったわけだけれども、念書のせいで対応できなかったとかなんとか。まぁ、その辺の話は検索した方がはやいだろうとは思う。

情報流出については、上に書いたような経緯で開発者が対応できなかったわけだが、この問題の原因はwinnyというソフトを開発したことにあるのではなくて、ウイルスに捕まったり、情報流出させるような、リテラシーが低いやつが、興味本意でwinnyを使ったことにあるわけなんですよね~。そもそも仕事用のマル秘データを私的に利用するPCにいれるとか、頭悪すぎるとしかおもえないなぁ。あと悪いのは、winnyでなんとかいう、初心者を煽るよくあるくだらね~雑誌。いたずらにwinnyを使う初心者を増やして事態を悪化させただけな気がするな。某著作権管理団体もそこから叩くべきだったはずだが、、。

著作権にしても、情報流出にしても、明らかにソフト利用者の意識とかの問題なのに、なんでそのソフトを開発しただけで有罪になるのかねぇ。これが有罪確定してしまうと、たとえば毎年一万人死んでしまう交通事故を引き起こしている自動車を作ったメーカーは、業務上過失致死幇助とかにとわれて毎年罰金払わなきゃならなくなってしまうが、まぁ、そのへんは、法律畑の人たちの屁理屈があるんだろうか。

まぁ上に持っていけば、無罪にはなるとは思うが、、、。

参考までにこのあたりの記事を。
http://ja.wikipedia.org/wiki/BitTorrent
http://ja.wikipedia.org/wiki/Winny

ここからgooニュースから三つまとめてコピペ
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ウィニー開発者に罰金150万円の有罪判決 京都地裁(朝日新聞) – goo ニュース

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ウィニー開発者に罰金150万円の有罪判決 京都地裁
2006年12月13日(水)12:01

* 朝日新聞

 ファイル交換ソフト「ウィニー」を開発・公開し、利用者が許可を受けずに映画やゲームなどをインターネット上で送信するのを助けたとして、著作権法違反幇助(ほうじょ)の罪に問われた元東大大学院助手金子勇被告(36)=東京都文京区=に対する判決公判が13日、京都地裁であった。氷室真裁判長は「著作権者の利益が侵害されることを認識しながらウィニーの提供を続けており非難は免れないが、著作権侵害の状態をことさら生じさせることは企図しておらず、経済的利益も得ていない」と述べ、罰金150万円(求刑懲役1年)の有罪判決を言い渡した。金子被告は控訴する方針。

 ソフトウエアが不正に利用されたことを理由に、開発者を有罪とした司法判断は初めてで、今後の技術開発にも影響を与えそうだ。

 判決によると、金子被告は自ら開発したウィニーが著作権の侵害に使われていると知りながら、03年9月に自分のホームページに最新版を公開。群馬県高崎市の男性(44)と松山市の男性(22)=いずれも同法違反罪で懲役1年執行猶予3年の有罪確定=が同月、ゲームソフト「スーパーマリオアドバンス」や映画「ビューティフル・マインド」など計28本を無許可で不特定多数のネット利用者に送信できるようにし、著作権侵害の手助けをした。

 判決はまず、ウィニーの性格について「さまざまな分野に応用可能で有意義なものであり、技術自体は価値中立的なもの」としたうえで、技術の外部への提供行為が違法になるかどうかについては「その技術の社会における現実の利用状況やそれに対する認識、提供する際の主観的態様による」とする一般的な判断基準を示した。

 そのうえで、金子被告が捜査段階の供述やホームページに掲載した内容などをもとに、ウィニーが一般の人に広がることを重視し、ファイル共有ソフトがインターネット上で著作権を侵害する態様で広く利用されている現状を認識しながら認容していた▽金子被告が著作権侵害がネット上に蔓延(まんえん)すること自体を積極的に企図したとまでは認められない——と認定した。

 さらに、やり取りされているファイルのかなりの部分が著作権の対象となるものだったことを認識しながら、ホームページ上でウィニーを公開し、不特定多数の利用者が入手できるようにした、と指摘。これにより実行犯による著作権侵害行為が行われたとして、金子被告の行為は幇助犯を構成すると結論づけた。

 閉廷後、金子被告は「ウィニーは将来的に有用な技術であって、将来、その技術は評価していただけるものと信じています。それだけに今回の判決は残念でなりません。日本のソフトウエア技術者があいまいな幇助の可能性に萎縮(い・しゅく)して、有用な技術開発を止めてしまう結果になることが何よりも残念です」などとするコメントを出した。

     ◇

 〈キーワード:ウィニー〉 イン 「社会に生じる弊害を顧みず、独善的かつ無責任に開発した」。インターネット利用者の間で爆発的に普及したファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」の開発動機を司法が断罪した。13日、京都地裁で開かれたウィニー事件の判決公判。映画などの違法コピーを助長させたとして、開発者の刑事責任を認める初の司法判断を示した。著作物を扱う団体は判決を評価する一方、支援者からは「不当判決」の声が上がった。技術開発の委縮を危惧(きぐ)する声も聞こえ、ネットの掲示板は午前中から賛否両論の書き込みであふれた。
 ネット社会に波紋を広げたウィニー開発者の金子勇被告(36)は、判決言い渡し後、厳しい表情で記者会見に臨んだ。「残念だ。判決は技術開発を止めてしまう」。逮捕から2年半。金子被告は、訴え続けたソフト開発の正当性をあらためて強調し、裁判所の判断に不満をあらわにした。
 「私だけでなく、日本のソフトウエア技術者があいまいな『ほう助』の可能性に委縮して、有用な技術開発を止めてしまう。こうしている間にも時代は動いている」。金子被告は会見の冒頭、顔を紅潮させながら早口で思いを吐き出した。
 判決では、ウィニー利用者の著作権侵害を認識しながらソフトを開発、公開したとしたが、金子被告は「(利用者には)違法なファイルのやりとりはしないよう言ってきた。結果が悪いと何もかも悪いというのは納得できない」と反論した。
 ウイルスによるウィニーからの情報流出が相次いだことを受け、金子被告はすでに改良版ウィニーを開発しているが、弁護団は「有罪となった以上、改良版を出すわけにはいかない」と述べた。ターネット上のネットワークを通じ、個人のパソコン同士をつないで音楽や映像などのファイルを交換できるソフト。情報を管理するサーバーを必要としない。金子勇被告が02年4月にネット上の掲示板「2ちゃんねる」で開発宣言をし、同5月から自身のホームページ上で公開、無料で配布した。

 国内の使用者は現在も数十万人に上ると推定されている。ウィニー使用者をねらった「暴露ウイルス」に感染し、個人情報のほか、官庁や企業の機密情報などがネット上に流出する問題も後を絶たない。

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「新技術の開発、どうして罪に」ウィニー判決受け被告
2006年12月13日(水)13:12

* 朝日新聞

 「新しい技術を開発することが、どうして罪になるんだ」。判決を受け、京都市中京区内で記者会見を開いた金子勇被告と弁護団は不満をあらわにし、大阪高裁に控訴して争うことを明らかにした。

 会見には金子被告と弁護士約10人が出席。ある弁護士は「開発者は、あらかじめ起こる影響をすべて予想してから公開しろというのか。理解できない」「技術の価値は中立だと言いながら有罪というのはおかしい」などと話した。

 金子被告は、情報流出を止めるため今後、ウィニーの改良版を公開するつもりがあるのかについて報道陣から問われると、「何をすれば罪に問われるのかがあいまいな現状では、リスクは負えない」として、すぐには公開しないことを表明した。また、違法なファイルがウィニーを介してやり取りされている実情について、「悲しいと思っている。やめてもらいたい」と話した。
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今も40万人利用、便利さの裏で情報流出 ウィニー訴訟
2006年12月13日(水)12:50

* 朝日新聞

 ファイル交換ソフト「ウィニー」をめぐる裁判で、京都地裁は13日、開発者にも責任があると認めた。だが、ウィニーは「使いやすく、技術的に優れている面がある」(セキュリティー専門家)ため、現在も毎日40万人前後が使っているとされる。ウィニーのネットワークで映画や音楽などの著作物が流通し、ウイルスに感染したパソコンから流出した機密・個人情報も漂う現実をどうするか。

 日本音楽著作権協会(東京都渋谷区)にはインターネットを24時間監視する専用コンピューターがある。私的サイトで公開されている音楽ファイルのコピーや、ウィニーによって暗号化された音楽ファイルを自動的に見つける。1カ月で約550万件に達し、発売直後や市販前の曲も多く出回っているという。

 違法ファイルと分かれば「著作権者の許諾を得るか、削除するように」との警告通知をメールで送る。応じない場合は刑事告訴することもある。

 1年前にウィニーを使い始めた東京都の会社員の男性(32)は「レンタル店にないCDも家で手に入る。何よりタダなのが魅力」と話す。ウィニーを使い音楽やビデオソフトをほぼ毎日、入手する。「違法と知っているが、使える間は使う」。罪悪感は感じていない。

 情報流出の問題も深刻さを増している。

 ウィニーが、情報をたれ流すわけではない。しかし、ウィニーをねらった「暴露ウイルス」に感染すれば、その性能があだとなり、流出した情報がネット上を駆けめぐり、削除は不可能だ。

 被害は、国の機密情報にも広がる。内閣官房情報セキュリティセンターによると、原子力発電所の検査報告書や海上自衛隊の暗号情報など、公共団体の機密漏洩(ろう・えい)が、05年度だけで少なくとも40件に上った。

 ウィニーは、個々のパソコンが直接通信をするP2Pという仕組みを使ってネットワークの負荷を分散、データ量が大きいファイルを扱う上で利点がある。P2Pは無料電話ソフト「スカイプ」の原理に活用され、次第に利用者を広げている。

 ソフトウエアの世界では、問題を克服し、新しい価値を創造することは可能だ。米国ではコンピューターに深い技術的知識をもつハッカーを組織し、セキュリティー対策に活用してもいる。

 ウィニーで培った技術を生かす動きは、すでにある。金子勇被告を技術顧問に招いた京都市のベンチャー企業は、ウィニーの弱点を回避した企業向けサービスをこの夏から始めた。大きなデータを高速で扱え、しかもデータの行く先を管理できる工夫を持たせた。

 金子被告はウィニーの改良版を開発済みだという。判決は有罪となったが、ウィニーのセキュリティー問題を打開するための知恵が必要だ。
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毎日の記事も保守。ここからコピペ
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061213k0000e040019000c.html
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ウィニー裁判:元東大助手の金子被告に有罪判決 京都地裁
判決のため京都地裁に入る「ウィニー」開発者の金子勇被告=京都市中京区で13日午前9時48分、武市公孝写す

 匿名性が高いファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」の開発・公開で映像データなどの違法コピーを助長したとして、著作権法違反のほう助罪に問われた元東京大助手、金子勇被告(36)=東京都=に、京都地裁は13日、罰金150万円(求刑・懲役1年)の有罪を言い渡した。氷室眞裁判長は「利用者の多くが著作権を侵害することを、明確に認識、認容しながら公開を継続した。影響は大きいが、自身は経済的利益を得ていない」と理由を述べた。同交換ソフト開発者が「犯罪のほう助」で有罪となったのは全国で初めて。金子被告は控訴する。

 ウィニーを巡っては、著作物の違法な流通のほか、自衛隊や行政機関、企業からの機密・個人情報の流出が社会問題化。また、国が振興に力を入れるIT(情報技術)分野で、高レベルの新技術の開発・提供が、利用者の悪用によって罰せられたのは異例で、今後の技術開発などに与える影響は小さくない。

 判決によると、金子被告は02年5月から自身のホームページでウィニーを公開し配布。03年9月に群馬県の男性(44)ら2人=いずれも懲役1年・執行猶予3年の有罪確定=が映画やゲームソフトをインターネット上に無料公開した著作権法違反行為を助けた。

 著作権法違反の実行行為者との事前接触は一切なく、ほう助の相手が具体的ではなかった未必的なケースで、開発・公開の意図や利用実態などが争点になった。

 金子被告側は「純粋に技術的な検証。法的に処罰は予定されていない」などと無罪を主張。

 しかし、判決は「著作権侵害に広く利用される現状を認識しながら不特定多数の者が入手できるようにし、ほう助罪を構成する」とした。

 ウィニーの実態について、金子被告側は「安全性やプライバシーの保護、効率性を実現した。利用実態は大半が著作物の違法交換とする検察側主張には根拠がない」と主張。しかし、判決は「技術自体は多分野に応用可能で有意義だが、流通ファイルのかなりの部分が著作物で、侵害しても摘発されにくいソフトと取りざたされていた」と指摘した。【太田裕之】

 ■ウィニー事件判決骨子

 ◇著作権侵害のまん延を積極的に企図していないが、認識、容認し、開発・提供した。

 ◇応用可能で有意義な技術だが、著作権侵害を有形的、精神的に容易にした。

 ◇やりとりされるファイルのかなりの部分が著作権の対象。著作権を侵害して広く利用されている。

 ◇ウィニーは著作権侵害の実行行為に不可欠。不特定多数に提供した行為は、ほう助罪を構成。

 【ことば】ウィニー 各自のパソコンに所有している音楽、写真、映像などの情報を、ユーザー同士が共有し交換し合う「ファイル交換ソフト」の一種。複数のサイトからダウンロードできる。各自が欲しいデータを提示し、所有者が提供する仕組み。データはすべて暗号化して匿名性を高めており、誰がどんなファイルを持っていて何をダウンロードしているのかは分からない。
英文を読む英文を読む

毎日新聞 2006年12月13日 10時16分 (最終更新時間 12月13日 15時00分)

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ここまで。
ひとつのエントリに書き込みすぎだとは思うがヤフーニュースからも。なんか論調が違うな。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061213-00000020-kyt-l26
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「当然」「不当」割れる反応 ウィニー開発者有罪 被告、不満あらわ

12月13日13時27分配信 京都新聞

Photo

判決後、記者会見する金子勇被告(左)と弁護団(午前11時24分、京都市中京区・京都弁護士会館)

 「社会に生じる弊害を顧みず、独善的かつ無責任に開発した」。インターネット利用者の間で爆発的に普及したファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」の開発動機を司法が断罪した。13日、京都地裁で開かれたウィニー事件の判決公判。映画などの違法コピーを助長させたとして、開発者の刑事責任を認める初の司法判断を示した。著作物を扱う団体は判決を評価する一方、支援者からは「不当判決」の声が上がった。技術開発の委縮を危惧(きぐ)する声も聞こえ、ネットの掲示板は午前中から賛否両論の書き込みであふれた。
 ネット社会に波紋を広げたウィニー開発者の金子勇被告(36)は、判決言い渡し後、厳しい表情で記者会見に臨んだ。「残念だ。判決は技術開発を止めてしまう」。逮捕から2年半。金子被告は、訴え続けたソフト開発の正当性をあらためて強調し、裁判所の判断に不満をあらわにした。
 「私だけでなく、日本のソフトウエア技術者があいまいな『ほう助』の可能性に委縮して、有用な技術開発を止めてしまう。こうしている間にも時代は動いている」。金子被告は会見の冒頭、顔を紅潮させながら早口で思いを吐き出した。
 判決では、ウィニー利用者の著作権侵害を認識しながらソフトを開発、公開したとしたが、金子被告は「(利用者には)違法なファイルのやりとりはしないよう言ってきた。結果が悪いと何もかも悪いというのは納得できない」と反論した。
 ウイルスによるウィニーからの情報流出が相次いだことを受け、金子被告はすでに改良版ウィニーを開発しているが、弁護団は「有罪となった以上、改良版を出すわけにはいかない」と述べた。

最終更新:12月13日14時27分
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もいっちょヤフーニュースから
ウィニー自体は黒に近いグレーってところだろうな。
まぁ、判決としては、黒って意味なんじゃなかろうか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061213-00000017-maip-soci

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ウィニー有罪 「技術開発に悪影響」 被告ら激しく批判

12月13日17時17分配信 毎日新聞

Photo

拡大写真

有罪判決を受けて会見する金子勇被告=京都市中京区で13日午前11時20分、懸尾公治写す

 「善意で賞賛すべき技術者」か「悪意の犯罪ほう助者」か。評価が分かれたファイル交換ソフト「ウィニー」を開発した「天才プログラマー」に、京都地裁が13日、有罪の判決を言い渡した。著作権法違反のほう助罪を認定された元東大助手、金子勇被告(36)は今回の判決に反発して控訴すると表明し、審理は継続する。社会や法制度が想定してこなかったIT(情報技術)の革新と普及の速度に、どう向き合うのか。事件の波紋が改めて広がり、課題が突きつけられた。

 ■金子被告、会見で悔しさにじませる

 やや落ち着きのない様子で、足早に裁判長の前に進み出た上下黒のスーツ姿の金子被告はこの日、頭を少し左に傾け、身じろぎもせずに主文を聞いた。
 一礼して被告人席に戻った後は、時折目を閉じたり首をせわしなさげに動かすなど、頭の中で何かを反すうさせるようにして判決理由を聞いた。靴のかかとを床につけることはなく、緊張状態が続いている様子だった。
 捜査当局に対し「技術的に理解不足。分からないなら首を突っ込まない方がいい」「何も(開発)しない方がいいとの考えだが、私は技術屋。先に進むものだ」と強気な発言を重ねた。桂充弘弁護団長は、公判を通じ「優れた技術の開発者は、悪用者をほう助したとされなければならないのか」と訴え続けてきた。
 金子被告は逮捕後、東京大助手を辞職した。その後、ウィニーの技術を生かした「提供情報管理システム」を05年9月に特許出願した。
 閉廷後に記者会見した金子被告は「ウィニーは有用で、将来その技術は評価していただけるものと信じている。私は『違法なファイル交換はやめて』と言い続けてきた。判決は残念であり、控訴して技術開発のあり方を世に問うていく」と悔しさをにじませた。弁護団は「判決はどこが良くないのか、どうすれば罪にならないのかについてまったく触れられていない。今後の技術開発に悪影響を与える。技術立国として悲しい」と批判した。
 法廷では、コンピューターソフトにかかわる技術者らも見守った。
 金子被告の逮捕をきっかけに設立されたNPO法人「ソフトウェア技術者連盟」(会員約50人)の会員らも傍聴した。主文言い渡し直後に「不当判決」と書かれた紙を掲げて法廷から出てきた同連盟の木村耕一郎理事(35)は「日本のIT技術の発展を終わらせる判決。誰も怖くてプログラムを開発できなくなる」と悔しさをにじませた。

 ▽藤原洋・インターネット総合研究所長の話 裁判所は弁護側の意見も取り入れた上で、ウィニーの技術的価値を認めた。少子化や理系離れなどが進む中、技術立国を目指す日本のIT研究開発の流れを、せき止めるような判決にならなかったことを評価したい。判決は、被告一個人の責任追及ではなく、科学技術に携わる者全体の意識としてとらえ、警鐘としていかねばならない。

 ▽ネット社会に詳しい岡村久道弁護士(大阪弁護士会)の話 ウィニーが客観的に見て、料理にも殺人にも使える包丁なのか、もっぱら違法行為に使われるピストルなのかが問われていたのに、判決は踏み込んでいない。少子高齢化の中でハイテク技術大国を目指す日本の司法が、ハイテク先端部門にきちんとした判断をできなかった。委縮効果を生む懸念がある。

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メモ

http://blog.tatsuru.com/archives/000856.php

なんだか暗い話だなぁ。
まぁ、個々の話は納得できるんだけど、一連のストーリーとして、
ばっと目の前に出されると、ちと暗くなってしまいますよ。ハイ。

あ〜、Linuxでもいじるか。

FC6いじくる

うーん、何だか微妙に使いにくいところがいくらか残るなぁ。
でもまぁ、今日で大体設定はおわらせた。

あとはフォントのインストールと、ブックマークの移行位かな。
3Dデスクトップとか使えるけど、どうも重そうなだけでいまいちありがた味がわからないなぁ。

webブラウザがちょっとつかいにくくなってるが、どうにかならんかなぁ。
まぁ、まずは別のをためしてみるかねぇ。firefox以外からw

しかし、SElinuxの設定を一部緩くしてまで、リアルメディアに対応できる必要があるのか
ちょっと気になるところではある。そこまでやる必要全然ないような気がしてしまうんだよなぁ。

他にやりようもあるんだとは思うが、どうもいまいちわからん。

あ、そうそうそう。なんでも、アドビのアメリカのサイトで、laboってのがあって、linux版のフラッシュプレイヤー9のβ版が出てた。なんか普通にフラッシュが見れて良さげな感じ。いやぁ、いいもんを用意してくれた。

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リアルメディアの設定は、コーデックの中から、drvc.soってやつを探して、
#chcon -c -v -u system_u -t textrel_shlib_t /usr/lib/win32/drxc.so
なんぞとして解決。
いやぁ、SElinuxとか、難しくてわからないよ〜。

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ntfsの読み取りは、
http://www.gagme.com/greg/linux/fc6-tips.php#ntfs
ここを参考にして
# yum -y install ntfs-3g
っと、これだけで良さそうな感じ。
あとで/etc/fstabの編集も忘れずに。
あとはプリンターか。
まぁ後でいいかなあ。

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結局ウェブブラウザはgaleonで妥協。
なんか、f10のキーバインドを他に回避できないっぽくて、どうもグーグルの検索ボックスが使いにくいのと、その検索ボックスで文字の確定にEnterキーを押すと、いきなりgoogleのページが表示されるのがいまいち使いにくい。が、まぁ他よりは使いやすいっぽいからいいや。

メーラーは、sylpheedかなぁ、、。HTMLメールがおくれないが、まぁ自分から作って送ることはまずないからいいのかなぁ。evolutionはタイトルの表示回りでいまいちっぽいからなぁ、、。他は結構良さげなのにちと残念。

というわけで、galeon+sylpheedで当分やってみます。

さて次はプリンタだ。

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プリンタの設定は甘くないなぁ、、、。
これは厳しい。まったく動かない。
はてさてどうしたものか、、。

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もう月曜になってしまった、、、。

なんだかデフォルトの設定でプリンタの接続場所が激しく違ったってだけで、そこを直したらプリント自体はそんなに難しくなくできた。まぁusbにつないでるんだから当然/dev/usb/lp0にいるわけでした。んで次はSELinuxを入れたときどうなるかなんだけど、、、これはもう明日でいいかな。
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12/20

ウインドウズのメーラもsylpheedにした。
アウトルックからのメールの変換は
http://www.tietew.net/
にあるOutlookExpress-To – OE5/6 Multi Converterを使用。
アカウントの設定とフィルタの設定は、Linux版のHOMEフォルダの中の.sylpheedフォルダの中のfilte.xmlとaccountrcに入っているので、これをウインドウズの
C:Documents and Settings<ユーザー名>Application DataSylpheed
の中にある同名ファイルと置き換えでOK

うーん。SELinuxはむずかしい。
とりあえず、yumでauditdとaudit2allowとsetroubleshootとselinux-devel(だっけか?うろ覚え)とかをインストールしておく。setroubleshootの警告がでたら、guiのやつを開いて対処。ポリシーを作れといわれたら、
# cd /usr/share/selinux/devel/
# audit2allow -la -m local >local.te
# make
# semodule -i local.pp
でOK。audit2allowのオプションは、aでログを全部。dでdmesgの中のログを、lで新しい変更分だけ生成。ってところかな。
なんかsetroubleshootのguiで、/var/log/audit/audit.logにアクセスできないっぽくて、参っていますよ、、、。
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どうもSELinuxのせいで(?)ログオフ時にNTFSのドライブがアンマウントされないようなので、HOMEディレクトリの中の.bash_logoutに、sudo umount /windows なんぞと加える。
sudoを使うために必要な/ets/sudoersの編集は、
# visudo
って、vi、、、。
user localhost = (ALL) NOPASSWD : /bin/mount, /bin/umount
を加えておけばsudoでマウント/アンマウントできる。(どうも/etc/fstabのオプションでuserを入れても無視される感じ。うーん。ntfs-3gはまだまだ発展途上なのか、、、?)

あれこれ

・クイズマジックアカデミーを久々にやった。
今は上級魔術師で、予習は学問のみ、決勝は学問タイピング一択。
学問ランダム3が理系問題しか出ないらしいので、
ぜひそこまで出したいところだが、どうも大魔道士になるまでやらないと
出ないらしいのがちっとなぁ、、、。

学問タイピング問題。

水星の公転周期とか、知ってるやついるのか、、、、。88日。知ってたけどなw

韓国と北朝鮮の国境の北緯38度線がなんたら、、、
板門店と答える問題で、漢字3文字が○で隠れていて、その読みを
聞いてきたので、ぱんむんじょむと答えたら思いっきり×くれた、、、。
はんもんてんじゃないとだめなのね、、。

ランゲルハンス島でB細胞とやらが作るホルモン?知りません。
問題として聞くならランゲルハンス島までじゃないのか、、、。

モホロビチッチ不連続面とか、ネプツニウムとか、そういうのを聞く問題を
ぜひとももっと出してほしいところ。

・最近髪が伸びてきた。
そろそろきるかなぁ、、、。
むしろ逆に伸ばすかなぁ、、、。w
まぁ、伸ばすにしても、いろいろ限界はあるよな、、、。

・ストラップが切れた。
新しい携帯になんともしっくりくるストラップが切れてしまった。
もうそんなもの捨てちゃってくださいよ〜、なんて言われたいわくつきのものだが個性的な携帯のデザインとしっくりくるから、是非とも同じものがほしいんだが、、、
売ってないだろうな、、、。

・近所の100円ショップで酒を売っていた。
ほとんどが100円とか200円とかじゃなくて、キリが悪い値段で売っていた。
まぁ、売れるのかどうかは微妙だと思うが、、、。

・googleで検索してみたら、、
なんと、このblogにリンクしてあるところがいくつかあった、
関係ないところもあったけど、へぇ〜。ってな感じ。
なんか、ニュースとかに毒をはくとリンクされることがあるようだが、
政治とか文化とか経済とかに関してはまったくの素人が、
勝手に屁理屈を吐いているだけなんだけどなぁ、、、。
ごらんの皆さんはあまり過信しないようにw

え〜っと

知り合いとの会話。

知り合い「土曜日なんか卒論のプログラムのバグ取りとかで9時までかかって大変だったんですよ〜」

deph「へぇ〜、楽しそうだね

知り合い「いやいや、そんなことないですよ〜!」

どうやら、ちょっと引かれたらしい。
いやぁ、思ったとおりのことをそのまま言っただけなんだけどなぁ、、、。

でもやっぱり、卒論とかでやるのは、苦痛なのかもなぁ。
あんまり気合が入ったプログラム組んだことがないからこそ言えることなのだけれどw

男は電車に乗るだけでつかまる世の中、、、は言いすぎか

痴漢容疑で逮捕の高3「無罪」 東京家裁支部が不処分(朝日新聞) – goo ニュース

痴漢容疑で逮捕の高3「無罪」 東京家裁支部が不処分
2006年12月4日(月)08:41

 電車内で痴漢をしたとして現行犯逮捕された東京都町田市の高校3年の少年(18)に対し、東京家裁八王子支部が「少年が痴漢をしたと認定できない」として、無罪に当たる不処分の決定をしていたことが分かった。久保田優奈裁判官は「供述調書は内容が一貫しておらず、捜査当局がでっち上げた可能性がある」と指摘した。

 少年は、5月29日午前8時ごろ、学校に向かう電車内で突然、「この人、痴漢です」と、振り向いた女性(19)に指さされたという。

 少年は警視庁成城署で、「認めなければ10日間、勾留(こうりゅう)され、学校には行けない」と言われたという。「10日も学校を休めば、痴漢で逮捕されたことも明らかになり、卒業できない。認めれば、釈放され、裁判所で処分を受けても学校には分からないだろう」。言われるまま、供述調書の作成に応じた。

 父親は中学1年の時に病死しており、卒業して就職し、家計を助けたかった。一晩、留置所で拘束され、翌日、釈放された。母親(38)に「ドラマで見た取り調べと同じだった。悔しいけど退学になるよりマシだ」と伝えた。

 審判で無実を主張した少年に対し、11月24日、東京家裁八王子支部は不処分の決定をした。

 検察官の調書には、「被害者の女性が少年の手をつかんで『この人、痴漢です』と突き出した」とあったが、警察での少年の調書も被害者の調書も「少年を指さした」だった。また、両手で触ったとする調書と「手提げカバンを持っており、両手で交互に触った」とする調書が混在していた。

 久保田裁判官は「調書は事実を記載したものではなく、捜査側が考案した内容である可能性が払拭(ふっしょく)できず、信用できない」と指摘。少年の供述の変遷についても、「卒業できないと言われて認めたが、その後、無罪を主張したという経緯は合理的で信用できる」として少年を不処分とした。

 成城署の仲村鶴美副署長は「裁判所の決定文をまだ見ていないのでコメントは控えたい。適正に捜査したと考えている」と話した。

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ここまでgooニュースからコピペ

それにしても、これは怖すぎでしょう、、、。
家裁がまともな判断をしたからいいものの、こうやって痴漢冤罪とか、ちょっと前にしょっちゅうテレビでやってましたしね〜。いやはや怖い怖い。
裁判沙汰はごめんとか言って、和解金をふっかけられて渡しちゃう人も多そうだし、、、。なによりほんとに何日もつかまったら、シャレにならん。
これ、女性の方からも詳しく話を、、、って、セカンドレイプが〜って問題になるのか?難しい話だが、、、。う〜ん、どうやって対策立てたらいいのか、難しい問題ですよね、、、。

再チャレンジとはまた

「再チャレンジ支援税制」ニート・フリーターを除外(読売新聞) – goo ニュース

「再チャレンジ支援税制」ニート・フリーターを除外
2006年12月4日(月)14:40

 政府は、2007年度税制改正に盛り込む「再チャレンジ支援税制」の対象から、仕事・通学をしていない「ニート」や、定職を持たない「フリーター」を外す方針を固めた。政府案はほかに、制度を利用する企業・団体に地方自治体の事前認定を求めるなど、厳しく枠をはめる内容となっている。
 安倍政権が「2010年までにフリーターをピーク時の8割に減らす」と公約したことを受け、政府は当初、雇用対象にニートやフリーターも含める方向で検討していた。

 しかし、正社員としての雇用を望んでいるかどうかなど、支援すべきニートやフリーターの定義が難しいとして、「定義があいまいなまま制度を導入すれば、課税逃れに悪用されかねない」(内閣府)と判断した。除外の方針を固めたことにより、格差是正に向けたフリーター支援との趣旨から大きく外れることになる。
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ここまでコピペ

で、この政策をしくことの意味は何でしょうね。
失業者と、フリーターをしっかり線引きするとでも?
どうやってフリーターを減らすつもりなんだろ〜。

それとも、年取った爺さん達の再就職を斡旋して、まだまだ若いもんはフリーターでいさせようって話?わけわからん。

あ〜ああ、う〜んん

久々に酔いすぎた。
ブレーキというより、クラッチかシフトノブが壊れている感じではなかろうか。
うーんん。

あと、昨日酒を飲む前に、2個一緒に買ったグラスの片方だけ割った。
それなりに気に入ってたんだけど、なんともはや、どうしようもないね〜。

うーん

少子化社会白書、父親の育児参加の必要性強調(朝日新聞) – goo ニュース

少子化社会白書、父親の育児参加の必要性強調
2006年12月1日(金)11:33

 06年版少子化社会白書が1日、閣議決定された。白書は「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」といった意識が強く、妻に育児を任せっきりにする現状などを指摘、父親の育児参加や働き方、意識改革の必要性を強調している。

 05年は出生数が過去最低の約106万3000人となり、人口減が始まった。2050年には人口が1億人まで減り、高齢化率は35.7%になることが予想される。

 核家族化や都市化、女性の社会進出が進むなかで、父親の育児参加は重要性を増している。しかし、内閣府が昨年実施した調査によると、日本では「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考え方に賛成の人は57.1%にのぼり、米国(約43%)やスウェーデン(約9%)を大きく上回った。

 6歳未満の子どもがいる女性が1日に育児・家事にかける時間は、日本では7時間41分なのに対し、夫は48分にとどまる。また、女性の7割が出産を機に退職。育児休業の取得も女性の72%に対し、男性は0.5%にすぎず、育児の負担が女性に集中している現状がうかがえる。

 男性の育児参加を進めるには、長時間労働など現状の仕事優先の働き方を改め、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を実現することが重要だと指摘。企業や地域などを含め、社会全体で子育て家庭を支援する環境を整える大切さも訴えている。

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ここまでgooニュースからコピペ

ま、日本の場合はどうでしょうね。まだ過渡期ってとこじゃないかとは思いますがね。スウェーデン並みに高い税金とって、完璧な社会保障しく方が、確かに社会としてはよいのかもしれませんがね。
まだまだ難しいでしょうねぇ〜。
だいたい、男性でも育児休暇取れるところって、限られている気がしますしね〜。
どうなんでしょか〜。

大量絶滅へのシナリオ

今日もゼミで疲れた、、、。
帰りにラーメン大盛り喰って、久々に腹いっぱいになって、
さらにビールを買って帰ってきた。
久々にビール用のグラスでもだすかーって思ったら、
ビールのビンの外から見ても、泡が立ってるんですが、、、。

さて、割とどうでもよい(が、個人的には大事な)グチはここまで。

今日は日経サイエンス、2007年1月号で読んだことを話題にしましょう〜。

ここ数億年で、地球上の生物が何度か大量絶滅を経験しています。たとえば、6500万年前の恐竜大絶滅は、隕石が落ちてきて、、、という話を聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

それ以外の大量絶滅は、理由が結構不明で、たとえば動物にとって毒になるような成分をもった植物の繁栄で、滅んでいった、という説も聞いたことがありますが、この記事で話題にしていたのは、H2Sによる急速な温暖化、というシナリオでした。

このシナリオは初めて見たので、結構新鮮だったんですが、まず、何らかの原因で地球が温暖化していくと、酸素が海水に溶けにくくなります。んで、海水中を酸素が循環しなくなると、酸化されない硫化水素が海底からだんだん上に上がっていき、しまいには空気中に大量に出てしまい、強力な温暖化気体として働き、生物代全滅、ということらしいです。なんでも、大絶滅のときの海水からのH2Sの、空気中への供給量は、火山からのものの2000倍にはなったとか。

海底が貧酸素化して、硫化水素が出てくる、という話は、温暖化という文脈ではなかなか出てこないですが、海洋汚染の話では聞いたことがありますね。
海が汚れてヘドロがたまり、貧酸素化した海の中では、酸化されない硫化水素が悪さして漁業資源が何とか、、、。という話だったかな?大学の教養のときに聞いた話だから忘れてしまったが、、、。

そのサイエンスの記事についていたデータを見ると、温度マーカーとしてのCO2濃度が、大量絶滅前後で最高3000ppmくらいにまでなっていて、現在の値380ppmが、ほとんど底をついている感じでしたが、900ppmくらいにまでなってしまうと、(その記事には2200年ころと書いてあったが)上述のシナリオのトリガーがかかってしまうかも、とかなんとか書いてありました。

まぁ、新しい大量絶滅シナリオを、昨今気にする人が多い地球温暖化と絡めて論じることで、いろんなところから予算をぶんどれてよさげですね、と思ったわけでした。注目度もたかくなる、かもしれないね。