自宅のサーバは長らくCentOS7で稼働していたが、CentOS7はすでにEoLになってしまった。これの移行先を、あれこれ悩んだうえでOpenSUSEにした。
このサーバで最も重要だった機能はファイルサーバで、スナップショットのバックアップ作成などbtrfsに強く依存していた。Redhatがbtrfsをサポートしなくなってしまったので、後継のRHELクローンはどうも使いにくい。
CentOS7は、Linuxマシンとしてみたときに、どうしてもアプリのバージョンが古くて、まともな開発をしようと思うと、必要なパッケージを下手したらコンパイルからして入れないといけない場面があって面倒だった。できればCentOS Streamにしたかったが、これはやっぱりbtrfsがないのでだめ。btrfsだけならOracleも選択肢だったが、こちらの観点からOracleも却下。
自宅のサーバの使い方では、特にカーネルやパッケージのバージョンを固定することは必要ないと判断して、これまでredhat系を使っていたが、心機一転して、OpenSUSEのtumbleweedを入れることにした。
インストールは今どきのLinuxなので、ストレージパーティションを切るときに気を付ける以外はまぁ特に悩まない。ただ、gnomeを入れると勝手にスリープしてしまうようで、これを切るのが面倒だったので、サーバ用途ではgnomeを避けるのがよさそうだった。
btrfsもサポートしているので普通に使えるし、CentOS7の時とは違って、zypperで公式から、新しいカーネルも最新に近いパッケージも簡単に入れられる。
btrfsに関しては、バックアップを取るためのパッケージもありそうだが、まだこれは試しておらず自前で構築したバックアップを移植して対応した。
これまで1年近く使ってきた感じでは特段問題なく、いろいろスムーズにできてよさそう。もっと早めに移行しておけばよかったくらいで、しばらくはOpenSUSEで行こうと思う。